Kさんの作品を4点ご紹介致します。
すべて鉛筆デッサンです。
まずは1点目。

金属のカップとラムネの瓶です。
とても神経の行き届いた観察の下、非常に緊張感のある画面となっております。
ラムネの瓶越しに見える白い布の屈折にもしっかりと注意を払っております。
シンプルなモチーフですが、テーブルの上の白い布を斜めに置くことで動きを持たせて、
布の質感や手前奥をしっかりと描き分けることで、空間まで意識できておりますね。
2点目。

トウモロコシ、にんにく、くるみ を描きました。
まずは、トウモロコシの粒々を全部描く!というこの気合いが素晴らしいです。
ゆえに、ちょっと粒の強さが似てしまい、立体感が弱くなってしまったきらいはありますが、、
全部描く!というパッションがある人は、必ず上達する人であると思っています。
にんにく、くるみ とてもよく観察できておりますね。
見事な完成度だと思います!
3点目。

黄色い水仙を描きました。
デッサンでいつも難しいと思うのは、黄色の表現です。
明るく描きたいんですが、真っ白ではないですし...
Kさんは、苦戦しながらも葉っぱや瓶にもしっかりと気を配り、
優しい柔らかいデッサンに仕上げたと思います。
固い物、柔らかい物、薄い物、厚い物...
それらをしっかりと意識し描き分けられていると思います!
4点目。

金属のマグカップと蓮を描きました。
今までの3点よりも、黒の色幅が増えた気がします。
台上の白い布の描写にも力みがなくなってきていますね。
非常に集中力を感じる、魅力的なデッサンに仕上がったと思います!
Kさんの今後の作品も非常に楽しみです!
posted by プカラス絵画教室 at 17:53|
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